2011年7月号 連載 [IT万華鏡]
米国で6月6日に開催された「WWDC2011」の基調講演でアップルが発表したiPod touch/iPhone/iPad向け新OS「iOS5」の内容にサードパーティー各社は騒然となった。今秋にもリリースされるというiOS5は200以上の新機能が加わることを売りにしているが、この多数の新機能の多くが、これまでサードパーティーがiOS向けアプリとして提供していたものに酷似していたのである。例えば、iOS5では撮影した写真をそのままツイッターへ投稿することが可能になり、「Twitpic」や「yfrog」といった画像アップロードサービスを使う必要がなくなった。有料で提供されているスケジュール管理やファイル管理といった人気アプリも、iOS5では標準機能として実装されるなど、こうしたアプリやサービスを提供している数十社のサードパーティーにとって、事業自体が存亡の危機に晒されることは明白だ。そのなかには、グリーが4 ………
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