「日和見」と揶揄されるが、小沢と菅の懐に入った「期待の星」。小沢グループの「御輿」に乗るか。
2011年8月号 POLITICS
菅直人首相の大抜擢により6月27日、原発事故収束・再発防止担当相に就任した39歳の細野豪志。2000年の衆院選以来、4回連続当選、初の30代のイケメン大臣の登板だ。テレビ映りが良いだけでなく、記者会見での説明能力も抜群。地道な事務処理能力にも長け、原発事故後は東京電力とのパイプ役を果たし、原発事故対応の実務を仕切ってきた。「細野大臣は余人を以ては代えがたい」と、首相官邸筋は言う。菅首相は海江田万里経済産業相の安全宣言を突如覆し、全国の原発でストレステスト(耐性検査)を実施する方針を打ち出した。首相の狙いは九州電力玄海原発に限らず、「自らの政権下で原発再稼働を許さない」ことにある。野党だけではなく民主党執行部からも退陣要求を突きつけられた首相が生き延びるには、8月末の国会会期末に解散・総選挙に打って出るしかない。その時に「原発再稼働を容認した首相」で ………
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