2011年8月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
6月30日付新聞各紙の首相動静欄に、前夜、菅氏が赤坂の鮨屋に入り、そこから六本木の焼き肉屋に立ち寄り、その後、六本木ヒルズ内のイタリア料理店で桜井勝延南相馬市長らと会食し、伸子夫人も同席した旨が報じられた。28日の民主党両院議員総会を無事乗り切った首相が、ご機嫌で和・韓・洋の一流店をハシゴした様子が、この記事から読み取れる。伸子夫人は桜井市長と一緒に、29日夕刻、都内で開かれたあるイベントに参加し、首相が3軒目に立ち寄った店での宴会は、同イベント関係者がセッティングしたものだった。そのイベントとは、イタリア人ジャーナリストが大震災のルポと反原発について綴った本の出版記念会で、会場で配られた案内文には、著者の主張が次のように記されていた。「日本は、全原発を停止することを世界に向かって堂々と宣言したドイツ、最近の国民投票で原発再開を否定したイタリア ………
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