「シェールガス革命」により可採資源量240年超。我が国にも「コールベッドメタン」がある。
2011年9月号 BUSINESS
「天然ガスの黄金時代」が到来しようとしている。引き金はもちろん、東京電力福島第一原子力発電所の事故だ。菅直人首相は太陽光や風力、地熱などの再生可能エネルギーを原子力代替エネルギーに位置づけようと躍起だが、現実には気まぐれな自然に依存する再生可能エネルギーは割高なコスト、不安定な出力、まとまったエネルギー量が得られないという「三重苦」を克服できていない。安価で安定した大出力が得られるのは石炭火力発電だが、二酸化炭素(CO2)排出量が多いうえ、排煙脱硫も必要など環境負荷が大きいことが難点。そこで注目を集めているのが天然ガスを用いたコンバインドサイクル発電だ。ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式で、最初に圧縮空気の中で天然ガスを燃やし、燃焼ガスの圧力でガスタービンを回して発電する。ガスタービンを回し終えた排ガスはまだ高温のため、この ………
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