2011年11月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
米国市場の販売シェアでトヨタ、日産、ホンダに肉薄するなど韓国の自動車メーカーがグローバルな存在感を増しているが、韓国側の日本の自動車メーカーへの評価は依然として高い。韓国第2位の自動車メーカー、起亜自動車の幹部は「我々韓国メーカーがいま好調なのは、カネがかからないデザインやマーケティングなど『表層の競争力』を強化した結果だ。日本メーカーは品質や技術など、より本質的な『深層の競争力』を保持している。表層の競争力を強化すれば日本メーカーは必ず復活する」と話す。平たく言えば「日本車の品質は優れているが、デザインや価格、マーケティングによる付加価値の組み合わせが上手くない」という評価である。また、もう一つの成功要因として「08年のリーマン・ショック以降の消費者ニーズの変化も韓国側に有利に働いた」と指摘する。それまでの大型車から中・小型車へ需要がシ ………
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