山口 壯(外務副大臣)

「天意」をうかがい新しい世界を創る気概

2011年12月号 BUSINESS [インタビュー]

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――「日本のグランド・デザイン研究会」(玄葉グループ)のまとめ役でもある山口さんは、先の民主党代表選で「野田政権」を目指して、奔走しましたね。山口 未曾有の国難に政官財がバラバラだったので官との関係を立て直すとともに、財界の信頼を回復するには、野田さんしかいないと思いました。総理はパフォーマンスを好まない。ユーモアたっぷりに「ドジョウ」と称し、国政を安定させ復興を軌道に乗せる、第3の国難を乗り切るために泥まみれになって命をかけると言われました。その覚悟が「奇跡の勝利」をもたらしたと思います。

「ギブ・ミー・チョコレート症候群」

――民主党政権に代わってから、2年余に首相が3人、外相は4人目です。山口 外務省に入った時、当時の園田(直)外相は私たちを呼び込み、「外交というのは国と国の関係じゃない。一人ひとりの顔を思い浮かべることができるかどうかが勝負だ」と仰いました。政治家レベル ………

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