日本各地の地下で何が起こっているのか。「関東大震災並みの余震」「南海トラフ」「首都直下」の切迫はもはや疑う余地なし。
2012年3月号 LIFE [必ず来る巨大地震と津波]
東日本大震災から1年。巨大津波に原子力発電所災害が重なり復旧復興の途は険しい。六つの震源が連動してM(マグニチュード)9.0を記録した、千年に一度という超巨大地震が日本列島の地学的体質を激変させ、いつ、どこで巨大地震が発生しても不思議ではない不安定な状態が続いている。日本列島全域で誘発地震が発生するようになり、火山活動活発化の兆しも見える。3・11以後、列島各地で地震が多発した。震災4日後、富士山直下で震度6強の地震が起きたのを皮切りに、長野・新潟の県境付近、秋田などの東北地方内陸部、福島・茨城の内陸部、長野県松本付近、飛騨山地などで地震が相次ぎ、伊豆諸島などで火山活動も活発化した。今年に入って、東北地方の地面が東に移動し沈降する地殻変動も観測された。地震後に続く地殻の動きを「余効変動」というが、それが今も続いており、日本列島は3・11以前の静かな ………
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