2012年4月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
日本生命保険が3月初めに発表した人事が金融界の噂を呼んでいる。海外の債券・株式・為替を統括する国際投資部の部長、課長が複数異動したというのだ。業界筋によると、国際投資部の部長が審査部門の担当部長に異動したうえ、課長職についても異動者が出たという。欧州ソブリン対応が原因との憶測も出ているが、どうだろう。ニッセイの国際投資部門といえば昨年、イタリア国債などを5千億円弱保有していたことで知られる。業界関係者によると「『外資系証券から、社内規定に抵触する接待を受けた』とのことで、ニッセイの検査部門が立ち入り調査したところ、同社の内規を超えた接待が一部認められた」という。このため、厳正処分を行い、「事なきを得た」(金融関係者)という。 ………
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