サムスンの端末で圧倒。「土管化」を免れようと、通信キャリア3社がコンテンツに注力したことも効いた。
2012年4月号 BUSINESS
スマートフォン(スマホ)人気の火付け役、アップルのiPhoneをシェアで抜いたアンドロイド端末は、韓国サムスン電子が主役だ。出荷台数ベースで見ると約400%の伸び率で売れているアンドロイド端末は、端末投入で先行した台湾HTC社製をサムスン製が逆転。NTTドコモやauでも扱う「ギャラクシー」の世界的大ヒットで大きくシェアを伸ばしている。現に2011年のメーカー別シェアでは、第4四半期に駆け込みで売れたiPhone4Sのアップルを押さえ、販売台数9400万台、シェア19.1%で1位となった(米IDC資料)。スマホ市場ではアップル対サムスンの対決の様相で、残念ながら日本のシャープやソニーモバイルなどは完全に圏外になっている。
なぜ韓国が「スマホ大国」に躍り出ることができたのか。ともすれば端末ばかりに目が行きがちだが、世界の携帯ビジネスがスマホ時代を迎えると見るや「通信キャリア、メー ………
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