ジョン・A・クェルチ(中欧国際工商学院[CEIBS]副学長)

内向き日本教育の「国際化」は中国に手本あり

2012年5月号 GLOBAL [インタビュー]

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――詩人キプリングは「東は東、西は西」と言いました。中国と欧州連合(EU)の合弁ビジネススクール、CEIBSは中国と西欧の橋渡し役ですか。「上海開校17年のモットーは『中国深度、全球広度』(China Depth, Global Breadth)です。単なるインターナショナルスクールでもなく、中国の学校でもない。200人の経営学修士号(MBA)コースは英語で教え、30人は日本人です。800人のエグゼクティブMBAコースは9割が会社勤めの成人の中国人で、中国語で教えています」――学校自体がハイブリッドということですね。「ええ、学生に(国際化の)マインドを持った人々を選んでいるからです。中国人と非中国人でチームを組ませ、リーダー論などの必修テーマについて事例研究させています。中国の個人教育機関で、責任あるリーダーとは何かを論じるなんてちょっと驚きでしょう?」――改革開放とはいえ、まだ中国は一党独 ………

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