2012年6月号 BUSINESS
ゴールデンウイーク直前の4月26日に西武ホールディングス(HD)が発表した役員人事が話題を呼んでいる。後藤高志社長(63)の銀行時代以来の右腕で「事実上のナンバー2」(西武グループ関係者)といわれてきた関根正裕取締役(55)が6月下旬開催予定の株主総会で退任することになったからだ。関根氏は兼務している子会社のプリンスホテル(東京都豊島区)の取締役常務執行役員の職に専念するとされるが、同ホテルは業績低迷が続き、難問が山積。「西武“再上場”の最大の難関であるプリンスホテルの赤字体質の返上という大役を改めて担わされた」(金融関係者)との憶測が飛び交っている。関根氏は1981年に早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業して第一勧業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)に入行。主に広報畑を歩み、97年に発覚した総会屋への利益供与事件で行内の改革に立ち上がったとされる「 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。