沈みゆく「北尾丸」から、一目散に夏野剛も逃げ出した。奇怪な資本移動などジタバタの度は増すばかり。
2012年7月号 BUSINESS
間違いなく混乱が起きているのだろう。SBIホールディングス(以下SBI)の動きが慌ただしい。本誌発行人がオンライン版FACTAでこう呼びかけたのは5月20日のことだった。「SBI幹部諸氏への投降勧告」呼びかけが功を奏し洗脳が解けたのか、怖くなったのか、5月29日に発表されたSBI役員異動のリリースでは、6月28日の株主総会をもって退任する予定の取締役リストに、元ドコモの夏野剛(慶応大学大学院特別招聘教授)の名が入っていた。夏野に本誌はGREE問題も含め質問状を送っていたが、SBIと本誌が係争中であることを理由に、SBI関連はノーコメントだった。やっと来た正式回答が今回の役員退任なのかもしれない。投降第一号? 何を今さらである。本誌が4月号(「SBIが連結外しの隠蔽」)、5月号(「切り売りSBI謎の筆頭株主」)で報じてきた赤字連結子会社ホメオスタイルの異常な連結外しや、サプリメント ………
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