安倍自民党に潜む「三匹の魔物」

持病の潰瘍性大腸炎はストレスで悪化する。症状を抑える「アサコール」頼みで、大丈夫か。

2012年11月号 POLITICS

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「総裁就任はゴールでなくスタート。政権奪還を目指して頑張っていかねばならない。自民党は一丸となって戦う!」大混戦の総裁選を制した安倍晋三総裁は10月6日、地元山口県長門市油谷の亡父、安倍晋太郎元外相の墓前に手を合わせ、総裁再就任を報告、政権奪還を誓った。戦後最年少の52歳で首相の座についたものの、1年余で退陣し、自民党下野の引き金を引いた張本人の一人と指弾されていただけに、その声は喜びと誇らしさに溢れていた。衆院の任期満了まで1年を切る今、いつ衆院解散・総選挙があっても自民党が勝利し、比較第1党になるのは確実視されている。安倍氏や地元支持者が高揚感に包まれるのも当然だろう。しかし、「好事魔多し」の例えもあり、「安倍君の前には『石破派』と『お友達』、二匹の魔物が立ちふさがる」と党長老は予言する。

いずれ石破氏と全面対決か

総裁選の熱が漸く冷め始めた10月初旬、ホテルオーク ………

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