「振興銀行初代社長の父」といういわくつきの男が、置き手紙を残して失踪。被害者には慶応大学の有名元教授も。
2012年11月号 DEEP
少々長い引用となるが、まずは走り書きとも思えるような手紙を読んでいただきたい。「大変のっぴきならない事態が起き、今しばらく身をかくさねばならなくなりました。今その理由を述べる事も居場所を教える事も出来ず又けいたいでの連絡をとる事も出来ません。このような事態を察していただき今しばらく静観していただきたくお願いいたします。つきましては毎月の支払分を待っていただきたくお願いいたします。1日も早く元の情態に戻す努力をしておりますのでくれぐれもよろしくお願いいたします。このような事態になって大変申し訳ありません。平成24年4月24日 落合」こんな書き置きのような手紙(原文ママ)を最後に、落合は忽然と姿を消してしまった。結論から言おう。この人物の名は落合文太郎。いわくつきの男だが、香港での金融事業を餌に出資者、投資家から50億円以上を集め、今年4月に姿をく ………
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