太陽光発電で年商「激増」エステート24の光と影

2012年12月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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関西の金融機関筋が目を光らせているのが、太陽光発電装置の訪問販売会社「エステート24ホールディングス」(大阪市中央区)だ。2009年に設立された新興企業だが、「頭金0円、月額7251円からの太陽光発電!」を謳い文句に、年商を「激増」させてきた。設立2年目(2010年)の売上約15億円は、翌11年に約73億円に大ジャンプ。今期も売上倍増(約146億円)を見込んでいる。社外取締役には元皇宮警察本部長や元経産省審議官などが名を連ね、手堅い印象を受ける。「昨年12月に日経新聞に全面広告を出したことが、少なからぬ信用評価につながった」(業界関係者)ようで、これまでに地元関西を中心に20余りの金融機関から資金調達を行っている。ところが、最近になって一部の金融機関に対する借入金の返済が滞っていると噂され、その一方で、これまで取引のなかった地元地銀や地銀の大阪支店に融資の打診をし ………

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