2012年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
フェイスブックのIPO(新規株式公開)の際に法令違反が見つかり、200万ドルの罰金を命じられた米金融大手シティグループ傘下の証券会社「シティグループ・グローバル・マーケッツ・リミテッド(CGML)」が、日本でもトラブルを起こしている。相手はヘッジファンドのジャガーノート・キャピタル・マネジメント(JCM)。同社は昨年、CGMLに有価証券の保管を委託する契約を結んだ。JCMは5月2日に約200万株、7日に約500万株のサハダイヤモンド株の売却を行い、決済日は2日分が9日、7日分が10日になっていた。ところが、株式を保管していたCGMLは2日と7日のいずれの取引においても、JCMにサハダイヤモンド株式を渡すことができず、契約不履行となった。JCMは株式を売却できなかったことで損失を被ったと主張。CGMLは株式を渡すことができなかったのは、JCMにサハダイヤモンド株をリハイポセケーション(顧客 ………
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