2012年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
東京・大手町(千代田区)に巨大なインテリジェントビル「大手町フィナンシャルシティ」がオープンした。地上31階のノースタワー、地上35階のサウスタワーの2棟からなり、総床面積計24万平方メートル、総事業費1500億円の大事業。「ノース」には日本政策金融公庫、「サウス」には日本政策投資銀行が入居し、聖路加国際病院の分院も開業した。新たな金融拠点になることは間違いなく、ディベロッパーの都市再生機構や三菱地所、サンケイビルなどは、一安心だろう。ところが、予定されていた「大物入居者」の姿が内覧会では見当たらなかった。不動産関係者によると、それは同じく政府系金融の国際協力銀行(JBIC)だ。当初、JBICは「ノース」に、本店機能を移す予定だったが「事実上ドタキャンした」(不動産関係者)。一体、なぜなのか。JBICは政府系金融改革で、政策金融公庫の傘下に置かれたが、この4月 ………
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