「アコーディア敵対的買収」は謀略

仕掛けたのはPGM社長とパチンコメーカー「平和」のオーナー。悪辣な乗っ取りの総仕上げ。

2013年1月号 BUSINESS

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ゴルフ2強の対決は、ついに敵対的TOB(株式公開買い付け)に発展した。全国で134のゴルフコースを運営する最大手、アコーディア・ゴルフの買収を目論むのは、同業2位で124コースを運営するPGMホールディングス。PGM社長の神田有宏は元アコーディア取締役で、背後ではゴルフ産業制覇の野望を燃やすパチンコメーカー大手「平和」が糸を引いている。公明正大に見える公開買い付けだが、実は最初から仕組まれた乗っ取り計画の最終章。結果はすでに見えつつある。

「アコーディア内紛」の真相

「目的は両社の経営統合。そのためにはそれなりの株主となり、統合を再度申し入れるということでないと迫力がない。機は熟した」記者会見で、神田はアコーディアにTOBを仕掛ける意義をこう説明した。アコーディアは4月に内紛が勃発したが、社長の竹生道巨が引責辞任してコンプライアンス体制が改善したこと、アコーディアの重荷になるとみられ ………

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