2013年2月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
日本取引所グループ内で斉藤惇グループCEO(73)の後任に元財務事務次官の林正和東京証券取引所自主規制法人理事長(67)の昇格を期待する声がある。斉藤氏が、今年6月に会長か取締役会議長に退いた場合、大和総研理事長で日銀副総裁を務めた武藤敏郎氏(69)と林氏の両財務事務次官経験者が有力候補となる。林氏は07年から現職にあり、「部下の話をよく聞き、東証の立場をきちんと代弁してくれる」(東証関係者)と評判がよい。一方、武藤氏は4月に任期が切れる白川方明日銀総裁の後継候補とされるが、それが不首尾に終わった場合、財務省は日本取引所トップのイスを用意する腹積もりだとされる。また、証券の監視・監督の役割も担う自主規制法人の理事長には、元財務事務次官だけでなく、再就職先に苦労する金融庁長官経験者の起用も取り沙汰されている。 ………
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