理事長ご自慢の「湯河原の別荘」が出入り業者の持ち物だったとは。大学関係者も仰天!
2013年2月号 DEEP
本誌は昨年5回にわたり、日本大学の田中英壽(ひでとし)理事長(66)と裏社会のただならぬ関係を暴き、東京・神田駿河台に建設中の新病院の工事発注を巡る業者との癒着を追及してきた。編集部に設けた「日本大学に潜む闇」特別取材班(※)には、大学の現状を憂う教職員や卒業生から多くの情報が寄せられた。その大半が、モラルなき理事長の金権体質を告発する内容だった。
「湯河原の別荘は売ってしまった。年始会は熱海とかホテルでやろうじゃないか」昨年末、田中氏からそう言われた大学関係者は耳を疑った。正月の箱根駅伝(往路)を観戦した後、大学幹部や取り巻きが、「田中御殿」と呼ばれる理事長の別荘で催される年始会に集まるのが恒例になっていたからだ。田中氏の別荘は、JR東海道線の湯河原駅からクルマで10分。急な坂を上り詰めた山の中腹にある。「田中御殿」には「瀟洒な木造の母屋と ………
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