新たなスマホOS「Tizen」と「ファイアーフォックス」が登場。ドコモ、KDDIは脱「土管化」に淡い期待。
2013年4月号 DEEP
NTTドコモやKDDIなど携帯電話キャリアが支配的な立場を失って5年が経とうとしている。2008年に国内でソフトバンクモバイルが米アップルの「iPhone」を発売してから通信業界の力関係は様変わりした。端末からソフトウェア、課金まですべてを支配するアップルに振り回され、携帯電話会社は「お伺いされる立場」から「お伺いする立場」へと転落した。コンテンツ・プロバイダー(CP)が、圧倒的な力を持っていたドコモの「iモード」に自社コンテンツを掲載してもらうため、足繁くドコモ参りを続けていたのも今は昔。彼らが一喜一憂する相手はアップルや米グーグルへと変わり、携帯キャリアの存在感は見る影もない。これは何も国内だけの話ではない。海外携帯キャリアもまた同じように、「土管化」を余儀なくされ、最も稼げるコンテンツ収入をアップルやグーグルに奪われた。この怨念たるや凄まじいものがあ ………
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