グリー、モバゲー時代に「パズドラ」が終止符

「パズドラ」の大ヒットでソーシャルゲーム業界に地殻変動。ゲーム会社がグリー、モバゲーから離脱しだした。

2013年6月号 BUSINESS

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「ついにグリー、モバゲーの化けの皮がはがれてしまった」。あるソーシャルゲーム開発会社(SAP)の開発者が嘆息する。きっかけは「パズドラ(パズル・アンド・ドラゴンズ)」の大ヒットだ。4月にソフトバンクが子会社化したガンホーが提供するパズドラは、月間売上100億円超を叩きだすスマートフォン向けゲーム。ソーシャルゲーム業界に衝撃が走ったのは、パズドラがiPhoneやアンドロイド端末などの上で稼働する「ネイティブアプリ」と呼ばれるもので、グリーやモバゲー(DeNAが運営)といったプラットフォーム向けに作られたゲームではなかったからだ。これまでグリーやDeNAなどのプラットフォームは、3千万人近い会員を抱えている数の力を背景に「ゲームを制作しても認知されなければ利用者数は伸びない」とSAPを自陣営に引き込んできた。だが、パズドラの大ヒットはプラットフォームの集客力に頼ら ………

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