鶴岡外務審議官の音頭で霞が関がTPP交渉「大合宿」

2013年7月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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TPP交渉に12番目のメンバーとして加わることになった日本は、7月下旬にマレーシアで開かれる第18回会議に途中から参加する予定だ。外務相筋は「9月の19回会議で、どこまで主張できるかが焦点となる」と語る。このため8月に、各省担当者が埼玉県入間市の公務員研修所に集結し、大合宿を開くことになった。TPP対策本部に加わる官僚ら約60人が参加の見込み。首席交渉官の鶴岡公二外務審議官を筆頭に内閣官房、外務省、経済産業省、農林水産省、財務省、金融庁、文部科学省の担当者が参加し、情報分析に当たる。TPP交渉は関税や検疫、金融サービスなど21分野で協議が行われ、一部の議論は相当に進んでいる。これまでの交渉議題などを記した「テキスト」は開示されず、日本が閲覧できるのは7月下旬の交渉参加後になる。「テキストは1千頁を超え、その精査が国益を左右する」(外務省筋)。夏合宿ではテキスト ………

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