いち早くIFRSを導入し、減価償却を免れたが、韓国の消費者金融が落とし穴。
2013年9月号 BUSINESS
「アベノミクスで韓国は破綻する」――英紙フィナンシャル・タイムズが衝撃的なタイトルの記事を掲載したのが4月24日。円安に誘導する黒田日銀の金融政策は、日本に流動性をもたらした反面、韓国企業には逆風が吹くとするこの記事では、傘下に建設、造船、貯蓄銀行などを持ち、財閥上位35社に名を連ねていたウンジン(熊津)グループの破綻を伝えていた。韓国の銀行システムへの懸念が広がり、多くの貯蓄銀行が破綻して、規制当局は最近数カ月で二十数行に営業停止命令を出していると結んでいる。それからおよそ4カ月。状況はさらに悪化している。先の記事以降でも、破綻申請した銀行は「釜山」「チェイル」「チェイル2」「プライム」「トマト」「パランセ」といった貯蓄銀行6行にのぼる。韓国金融市場の急激な縮小は外資系金融機関にも及んでいる。英大手銀行スタンダード・チャータード銀行は、韓国子会 ………
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