2013年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
7月19日、介護業界の新団体「お泊りデイサービス協会」(藤田英明会長)が発足した。会員法人数は約80。8月28日には、都内で設立総会が開かれた。お泊りデイサービスとは、通所介護事業所で昼間のサービスを受けた後、1泊千円前後の安価でそのまま宿泊できる仕組み。「お泊り」の部分は介護保険外で事業所の自主サービスとなる。藤田会長が05年に創業した日本介護福祉グループが手がけてから、大都市部を中心に瞬く間に広がった。家族が留守になる晩だけでなく、特別養護老人ホームに入れない、要介護度の高い高齢者の受け皿にもなっている。介護保険の手が届かぬところを、民間サービスが補っている格好だ。その一方で、お泊りデイには根強い批判がある。民家を改装したような事業所が多く、消防法に適合しないものや、高齢男女を同室で泊まらせたり、数年に及ぶ連泊のケースが批判の的である。民主党 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。