京都地裁で懲役6年を言い渡された高山若頭が自ら退任表明。誰が後釜に座っても弘道会の天下は変わらない。
2013年10月号 DEEP
国内最大の指定暴力団山口組は、長年組を取り仕切ってきたナンバー2の若頭を含む、大きな人事を近く断行すると囁かれている。6代目の司忍組長は出身母体の弘道会(名古屋)中心の体制を堅持しつつ、7代目、8代目も見据えて世代交代を図るとみられる。弘道会の集中的な取り締まりを続ける警察当局の動向も注目される。山口組や警察当局の関係者によると、今回の人事は、同和団体幹部から4千万円を恐喝したとして起訴された高山清司若頭が、今年3月の京都地裁判決で懲役6年(求刑懲役10年)を言い渡されたのがきっかけ。高山若頭は「組に打撃を与えようと、捜査側がでっち上げた事件」と、一貫して無実を訴えてきた。当然控訴したものの、山口組関係者は1審や2審で無罪となっても、最高裁で必ず有罪とされているので、今回も実刑は変わらないとみて、自ら若頭交代を求めたという。
ピラミッド組織の山口 ………
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