徳田ファミリーを刺した前事務総長に横領容疑。疑惑の支出に民主党人脈が見え隠れする。
2013年12月号 DEEP
ケンカ両成敗なのだろう。日本最大の医療法人「徳洲会」で始まった内紛は、徳田虎雄前理事長ファミリーの公職選挙法違反容疑事件として始まり、次に能宗克行前事務総長の業務上横領容疑事件に発展した。この事件は、虎雄が難病を発症して以降、「医療」と「政治」の全権を握った能宗の背任横領を疑ったファミリーが、帳簿類を徹底調査の末、疑惑があったとして「能宗切り」を行ったところから始まっている。しかしファミリーは緒戦で負けた。マスコミ人脈を有し、ケンカのやり方を知っている能宗が、先に東京地検特捜部に駆け込んだことで、虎雄・秀子夫妻と二男の毅代議士、それに長女 と二女が、公選法違反容疑の被疑者となった。ただ、本誌が前号で書いたように、能宗も無傷ではいられない。ファミリーもまた、警視庁捜査2課に「能宗資料」を一切合切持ち込んで刑事告訴、受理されて捜査の流れになっ ………
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