2014年1月号 BUSINESS
みずほフィナンシャルグループに象徴されるように、プライドの高い金融機関は合併・統合後の社内融和が至難の業。本業そっちのけで、派閥抗争に明け暮れるからだ。その中で、三井海上火災保険と住友海上火災保険が合併した三井住友海上火災保険は、財閥の垣根を乗り越えてシナジー効果を発揮し、金融機関合併のモデルケースとなった。あいおい損害保険とニッセイ同和損害保険も合流し、東京海上ホールディングスを凌ぐ、日本最大の損保グループ「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」が誕生。その傘下に、三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保が共存している。目下、MS&ADの業績は絶好調。主力の自動車保険が保険料値上げなどで採算が改善した上、円安・株高の恩恵を受けて、9月中間決算の純利益は1095億円と過去最高を更新した。これを花道に、MS&AD創設の立役者である江頭敏明代表 ………
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