トラブル続きの新医療保険制度。11月中間選挙を前に、国民は民主党に不信の目。
2014年2月号 GLOBAL
昨年10月、バラク・オバマ米大統領の推進する新医療保険制度の登録が開始された。が、加入のための政府のウェブサイトがシステムトラブルで機能せず大混乱となり、政権の看板政策である医療保険制度改革法(オバマケア)が与党民主党の災厄になる可能性がでてきた。1月1日、新制度での保険の適用が一部始まったが、米国民は複雑でわかりにくいオバマケアの仕組みに不信を強めている。サイトのバグは年末に改善されたものの、米国民が政府の欠陥サイトをイライラしながらクリックし続ける様子は、お笑い芸人の恰好のネタになった。また、数百万人の医療保険が一方的に解約されたため「既存の保険契約は影響を受けない」とした民主党の約束は反故にされた形になり、オバマ大統領の人気はかってない水準まで落ち込んだ。
民主党は、こうした不備を急いで直さなければ今年11月の中間選挙でツケを払わされ ………
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