長谷川三千子も「耐え難き」籾井会長

NHK経営委員会で四面楚歌。政権の面子を守ろうと、官邸が答弁をチェックするが、反省なしではもたない。

2014年4月号 BUSINESS

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「NHK会長たる者、言葉が軽すぎるのでは?」初会見で従軍慰安婦問題の“失言”をして以来、その口の軽さとオモシロ顔が日本全土に知れわたった籾井勝人NHK会長について、経営委員会で女性委員が噛みついたという。何と安倍晋三首相お気に入りの“民族派”長谷川三千子委員(埼玉大学名誉教授)だというのだ。あちゃちゃ……籾井会長にとっては、背中から鉄砲を撃たれたようなものだろう。長谷川委員とて舊漢字舊仮名遣ひのアナクロぶりといい、朝日新聞で拳銃自殺した右翼の礼賛やら、受信料不払いやら、お騒がせ度はどっちもどっち。その彼女でも目に余ったとは皮肉と言うほかない。経営委内で籾井会長を擁護するのは、安倍首相と親しいのがウリの“御用”作家、百田尚樹と、JR九州会長の石原進の2人だけという四面楚歌。2人とも首相の後見人、葛西敬之JR東海会長(4月から名誉会長)と近いから当然といえば当 ………

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