志位共産党の内実は「市田院政」

「自共対決」と鼻息が荒いが、党役員の若返りは進まず、東大閥に代わる「立命館のドン」が君臨。

2014年4月号 POLITICS

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昨夏の参院選で15年ぶりの躍進を果たした日本共産党の第26回大会が1月15日~18日に、熱海市の党員研修施設「伊豆学習会館」で開かれた。機関紙「しんぶん赤旗」には「実力でも『自共対決』の政治情勢」「党勢倍加
・世代的継承」の見出しが躍り、大会最終日に注目の新三役人事が発表された。昨年末、「花道論」が囁かれた志位和夫委員長(59)は留任し、№3の市田忠義書記局長(71)が副委員長に横滑り、その後任には山下芳生参院議員(53)が選ばれた。不破哲三氏が議長に退き、志位委員長-市田書記局長体制が発足したのは2000年のことだから、実に13年ぶりの若返りである。さらに、党執行部は、次世代幹部の登竜門となる准中央委員に、参院選挙区で初当選した吉良佳子氏(31)、辰巳孝太郎氏(37)を抜擢し、世代交代をアピールした。しかし、党役員の新陳代謝が進んだわけではない。高齢の不破哲三・ ………

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