小沢代表から「悪魔のささやき」。「自分は抜きでいいから、残りの議員を引き取ってくれないか」。
2014年4月号 POLITICS
民主党内で生き残りをかけたシミュレーションが、ひそかに進んでいる。きっかけは共通政策づくりを進める日本維新の会と結いの党の動きだ。両党は3月中にも政策をまとめる方向。政策の一致をテコに、衆参両院での統一会派の結成や、合流を探る。統一会派ができた場合の衆院での議席数は、維新の53に結いの9を合わせた62。野党第一会派の民主の56を上回る。野党第一会派が逆転した場合、国会運営は様変わりする。委員会運営を実質的に仕切る筆頭理事は民主から維新・結い連合に。副議長も野党第一会派から出すことが慣例だ。メディアへの露出も当然、変わる。それ以上に民主執行部が最も恐れ、逆に維新や結いの幹部が狙うのは、勢力の逆転を受けた野党内の流動化の加速だ。「第一会派から落ちれば、何もできなくなる民主党に愛想を尽かせて離党する議員が続出するはずだ」と結い幹部は踏む。そうはさせま ………
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