ピーチはあわや、ミニスカのスカイマークは経営不振。「空の価格破壊」は曲がり角。
2014年6月号 BUSINESS
関西国際空港を拠点とする格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが機長不足を理由に大幅に戦線を縮小する。5月19日から10月25日にかけて約2千便を減便する。計画便数の16%に相当する規模で、すでに予約している2万6175人に別便への振り替えを求めたり、運賃の払い戻しに応じることになる。前代未聞の事態だ。ピーチの保有機材は12機。これを7月にかけて2機増やし、増便により夏場の需要を取り込む計画だった。国内外へ飛ばしまくるには62人の機長が必要だが、現在の在籍は52人。10人を中途採用することにしたが、これが集まらない。おまけに病気やけが人が続出し、8人が乗務できなくなったため、やむなく減便することになった。4月24日、緊急記者会見に臨んだ最高経営責任者(CEO)の井上慎一は「乗員の健康管理を含めて、慎重に事業計画を進めていきたい」と殊勝な態度だったが、世間の受け止 ………
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