2014年9月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
「村上ファンド」の村上世彰氏が実質オーナーと見られる投資会社レノが、ゴルフ場運営のアコーディア・ゴルフ(東証1部)をしゃぶり尽くそうと圧力をかけている。株式の34.62%(8月5日時点)をレノ系7社に保有されているアコーディアは8月1日、傘下の90ゴルフ場を運用資産に組み込んだ不動産投資信託(REIT)をシンガポールで上場、計画を15億円上回る1132億円を調達した。このうち450億円以上を自己株買いにあてる予定で、狙いはもちろんレノに買い進まれた株の買い戻しにある。レノにとっては待ちに待った「塩漬け脱出」だが、それだけであっさり済ませないのが村上流。5日、アコーディアの取締役10人のうち社外取締役6人全員の解任と、三浦恵美レノ代表ら5人を新たな取締役候補に立てて、臨時株主総会の招集を求めたことが明らかになった。レノが不満なのは価格だろう。市場ではREIT上場時に1300 ………
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