気がつけば「負け組」ミクシィにも時価総額で抜かれた両社。ジリ貧で異業種参入。
2014年9月号 BUSINESS
再びソーシャルゲーム業界の勢力図が大きく塗り替えられようとしている。この夏、その地殻変動を表す2つのニュースが業界を賑わせている。ひとつは、東証マザーズ上場のミクシィが、ゲーム「モンスターストライク」の大ヒットで上場来高値を連日更新したことだ。8月1日には終値(6300円)ベースでの時価総額が5241億円となり、東証一部上場のグリー(2020億円)、ディー・エヌ・エー(DeNA、1993億円)の2倍を大きく超えた。ネットビジネスの主戦場がPCからモバイル(ガラケー)に移行して以来、3大SNSの中で常にグリー、DeNAの後塵を拝してきたミクシィが、遂に「負け組」の汚名を返上した格好だ。ミクシィが8月8日に発表した2014年度第1四半期決算は、売上、経常利益ともに大幅に上昇。一方、8月6日と13日にそれぞれ発表されたDeNAの14年度第1四半期決算と、グリーの14年6月期通期決算は冴えないも ………
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