アップルウォッチ? どこが新しい。いよいよ「ガラパゴス化」で、サムスンとともに二強時代の終幕近し。
2014年10月号 BUSINESS [iPhone6の袋小路]
One more thing (もう一つ隠し玉)――久しく聞くことのなかった「カリスマ」創業者、故スティーブ・ジョブズの専売だったフレーズが復活した。9月9日、新型iPhoneの発表会では、目玉であるiPhone6/6 Plusの発表も一段落し、終盤にさしかかろうというタイミングでアップルCEOのティム・クックがそう告げた。会場ではウォーという歓声とスタンディングの拍手。ステージ上でガッツポーズのCEOが応える。まるでロックコンサートのアンコールだ。この日、スマートフォン(スマホ)のiPhone6に続いて発表されたのは、腕時計型のウェアラブル端末「アップルウォッチ」だった。だが、観客の興奮とは裏腹にその内容は「革新」にはほど遠い。iPhoneと連携して電話、メール、SNSの着信通知、心拍数などフィットネス情報を扱うことができるというが、先行して販売・発表されているサムスンの腕時計型ウェアラブル端 ………
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