GPIFは「緒戦」の塩崎厚労相

2014年10月号 連載 [監査役 最後の一線 第42回]

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安倍晋三首相は9月3日に内閣改造を行い、第2次安倍改造内閣を発足させた。首相を除く18人の閣僚のうち6人を留任させる一方、8人の初入閣大臣を誕生させ、女性閣僚も過去最多に並ぶ5人とした。「女性活躍促進」など安倍カラーを打ち出した改造で、内閣支持率も上昇傾向にあるなど、まずまずの出だしとなった。そんな中で資本市場がすかさず反応したのが塩崎恭久・厚生労働相だった。改造前日の2日に塩崎厚労相内定のニュースが流れると、東京株式市場で日経平均株価が大幅に上昇。その日は結局、192円高の1万5668円で引けた。およそ7カ月半ぶりの高値水準になったのである。なぜ塩崎厚労相で株価が上がるのか。市場の解説は、塩崎氏が所管の厚労相になることでGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)改革が進むというもの。自民党の政調会長代理としてGPIF改革の旗を振ってきた塩崎氏の改革手腕に期待し ………

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