2014年11月号 DEEP
「霊感商法」や「合同結婚式」で知られる統一協会内部で横領疑惑が持ち上がっている。発端は6月20日付内容証明郵便で韓国の統一協会幹部に送られた「統一協会信徒対策委員会」名の「公開質問書」だった。質問書は、統一協会の実力者、金孝南(キムヒヨナム)女史と夫の金在奉(ジエボン)氏が、統一協会系の韓国・清心(チヨンシン)教会を通じて2630億ウォン(約263億円)の献金を自らのファミリー企業に資金流用していると指摘。金女史に、公開の場での説明と資金返還を求めた。質問は全部で20項目。財務関連の数値がビッシリ書き込まれ、教会の内部資料をもとに作成されたことがうかがえる。その後、7月31日に日本の統一協会信徒らが韓国・江原道(カンウオンド)など3カ所の統一協会施設前で抗議デモを実施。これとは別に、統一協会の長老、約40人が金女史に質問書を送っている。さらに8月下旬 ………
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