2014年12月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
ドイツの有力誌「シュピーゲル」が11月3日号で、国際サッカー連盟(FIFA)のトップスポンサー6社のうちの1社だったソニーが、12月末をもって降板すると報じた。すでに契約打ち切りを表明していたアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空も12月末にトップスポンサーを外れる。ソニーは2010年、14年ワールドカップにスポンサー料3億5千万ドル(推計)を支払ったとされるが、18、22年W杯は4億2千万~4億5千万ドルにハネ上がり、経営不振から、ない袖は振れなくなったと見られる。ただ分割払い1回目の3千万~4千万ドルをすでに支払っていたとすれば、平井一夫社長の見通しの甘さが責められよう。FIFAが後釜として交渉しているのは韓国のサムスンだが、こちらも業績が悪化しており、残るトップスポンサーがアディダス、コカ・コーラ、VISAと現代/起亜の4社のため、サムスンが入れば韓国が2社を占めるこ ………
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