詐欺まがい円安・株高誘導策

日銀総裁をまるで老舗の問屋の大番頭にしたようなアベノミクス。そろそろ怒らないと危ないぞ!

2014年12月号 POLITICS

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月の丸いのは一夜だけ、とかねて安倍晋三クンに警告してきた。彼はずっと満月が続くと勘違いしていたようだ。無理もない。誰も本当のことを言わないからだ。よく考えてみれば、一夜だけにしろ、ほんとうに月が丸かったのかどうかも疑わしいのだ。アベノミクスとは魔法の経済政策などではなく、大阪・阿倍野のお好み焼きのことにすぎなかったのだ。3本の矢のうち1本目、2本目はいいが3本目が問題とわけ知りの専門家はいっていた。それもウソで、1本目、2本目も見せかけのデフレ脱却、円安・株高誘導策にすぎなかったのだ。この先を予測すると背筋が寒くなるが、仕方がない。

政界と芸能界に善意の人はいない

初めに断っておく。この稿の升目を埋める作業をしているのは11月上旬で、10、11両日の北京で行われるAPEC首脳会議、16日の沖縄県知事選と17日の今年7~9月のGDP速報値の発表という重要な日程の前である。これらの結果によっては ………

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