SOLが資金繰り頼った「反社」

問題株主の実効支配否定の裏で、社長ともどもカンボジアに飛んで元組長にすがった。

2015年1月号 DEEP

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ジャスダック上場の半導体関連会社SOL Holdings(以下SOL)が、持分法適用関連会社であるエレクトロニクス企業リアルビジョン(東証二部)の保有株26.31%(譲渡金額6億9​6​0​0万円)を餌にして、買い手のアンビシャスグループを手玉に取った手口の数々を本誌前号で詳細に伝えた。本誌がSOL周辺を取材中の2​0​1​4年11月1日、SOLは異例のリリースを出している。「当社が『大場武生』なる人物に実効支配されているという事実は一切存在いたしません」。前号でも触れた通り、大場はSOLの前身、シスウェーブホールディングスの大株主(N&Mマネージメント名義)だった男である。過去に金融商品取引法違反(風説の流布)で逮捕されて2年6月の実刑判決を受け、服役を終えた名うての金融ブローカーなのだ。現在もシンガポールの金融会社を通じ10%程度のSOL株を、大場と内縁関係にあるFという女性名義で保有し ………

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