主要149誌「実売部数」大公開! 消える雑誌、残る雑誌

前年同期比で8割(118誌)が部数減。経済誌の雄や人気女性誌の凋落が著しい。

2015年1月号 LIFE [干上がる雑誌市場 門外不出!ABCデータ]

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情報通信革命のトップランナーの孫正義ソフトバンク社長は2010年の「新30年ビジョン発表会」で、30年後、紙の新聞、雑誌、書籍はほぼ100パーセント消滅していると明言した。紙媒体は、情報を乗せる器としての役割を終え、インターネットなどの電子媒体に取って代わられる運命にあるというのだ。その予言が当たるとは思えないが、確かに紙媒体を取り囲む環境は年々厳しさを増している。とりわけ雑誌・書籍は深刻だ。出版物の販売額は1996年の2兆6564億円をピークに減り続け、13年は1兆6823億円まで減少した。わずか7年で37%もの売り上げ減だ。しかも14年4月の消費税8%増税が大きく影響。14年上期(1―6月)は前年同期比5.9%の売り上げ減、7月以降も改善の兆しはなく、14年下期(7―12月)も大幅減の見込みだ。「特に11月が悪い。男性週刊誌のほとんどが実売率(発行部数に対する実際に売れた部数の割合 ………

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