ゴールドマンといい、メドレーといい、危ないケースで大甘。米議会から攻められて当然。
2015年3月号 BUSINESS
「我々は追加情報を求めています」――米連邦準備制度理事会(FRB)のスコット・アルバレズ主任法律顧問はこんな手紙を受け取った。日付は2月5日。差出人は、米議会のエリザベス・ウォーレン上院議員(民主党)とイライジャ・カミングス下院議員(同)という重鎮である。ウォーレンはハーバード大学法学大学院教授を経て消費者金融保護庁のトップを務めた。カミングスは下院の監督・政府改革委員会で民主党勢を率いる。二人は金融危機の反省から制定された金融制度改革法の立役者としても知られる金融通だ。アルバレズが求められた「情報」とは何か。さかのぼること2年半前に起きた内部情報漏洩事件に関連しているのだ。
いま、FRBの情報管理体制が槍玉にあがっている。2013年4月に連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が、発表1日前に議会スタッフに流出したり、同年9月にはFOMC声明文が高速回転売買 ………
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