悪質「粉飾決算」で、いよいよ岩佐会長兼社長も退任必至。「身売り」も近いとライバル企業が深謀遠慮。
2015年3月号 BUSINESS
「本件事案(リソー教育の粉飾決算)は明らかに、一過性の有価証券報告書売上金額の虚偽記載という次元を超えている」こう激昂しているのは、日比谷パーク法律事務所代表の久保利英明弁護士だ。口ひげを蓄え、派手なネクタイを着こなす久保利弁護士は、コーポレートガバナンスの第一人者であり、日本弁護士連合会副会長も務めた大物弁護士である。久保利弁護士は、2014年に自らが委員長となって、「第三者委員会報告書格付け委員会」を設立。その個別評価書の中で、冒頭のようにリソー教育について、非常に厳しく糾弾しているのだ。同委員会は単なる任意団体であり、大した影響はないと考えがちだが、甘く見てはいけない。実は、リソー教育は粉飾決算を原因として東京証券取引所から「特設注意市場銘柄」の指定を受けており、いわば「仮釈放中」の身。一方、久保利弁護士は東証の親会社である日本取 ………
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