橋下徹は果たして出るか

「引退興行」は大成功。衆参ダブルなら衆院選出馬。自民・公明と三党連立も有り得る。

2016年1月号 POLITICS

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11月22日の「大阪ダブル選」は、「反維新共闘」の不発で、事実上、維新対自民の一騎打ち。大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長(46)は、「辞めないで!」の大合唱に乗って自民党大阪府連を蹴散らし、みごとに「引退興行」を締めくくった。再選された盟友・松井一郎知事(51・大阪維新の会幹事長)に新党代表を、期待の若手・吉村洋文元衆院議員(40)に大阪市長をバトンタッチし、5月の「大阪都構想」の住民投票の雪辱を果たして、大阪維新は堂々生き残り。満面の笑みの退場だ。桁違いの集票力を再認識させた橋下には、早くも「入閣」や「衆院選出馬」の噂が飛び交っている。選挙前の大阪維新は全く冴えなかった。目標を失った地方議員らは意気消沈。乱痴気騒ぎや、政務活動費の不正使用、公選法違反で当選無効など、住民投票の熱気に隠れていた不祥事が次々明るみに出てイメージを落とす。その上、安保 ………

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