2016年1月号 BUSINESS
派手なCMで知られる工業用品・建材メーカーのカナフレックスコーポレーション(金尾茂樹社長)が借入金の返済をストップして1年――。漸く銀行団に「事業再生計画案」が提示されたが、肝心の返済計画の記載がなく、銀行団は我慢の限界に達したようだ。再建計画の策定は「社楽パートナーズ」という聞きなれないコンサル会社が請け負った。代表の北義昭氏は三和銀行からUBS証券を経て2007年に独立した人物で、企業再生、M&A、資金調達などでの豊富な実績を強調しているが、「少なくともうちが紹介するような再生コンサルではない」と、メガバンク関係者は冷ややかだ。当初契約していた大手コンサルのKPMG FASが「金尾社長の機嫌を損ね、クビになったらしい」(リース会社)と囁かれる。15年7月頃より、超ワンマン社長の言うことを聞く社楽が引き継いだようだ。結果、KPMGが資産性を疑問視していた「建設仮 ………
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