村上世彰の「代理人」弘中弁護士のトホホ

2016年2月号 DEEP

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11月25日、証券取引等監視委員会が、「物言う株主」村上世彰氏の関連先に強制調査に入り、村上氏側代理人には売れっ子の弘中惇一郎弁護士がついた。その弘中氏が監視委特別調査課の河村企彦課長らに宛てた陳述書があまりにお粗末で、関係者の間で「村木厚子事件以来、無罪請負人を自任している割に不勉強」と評判ガタ落ちだ。強制調査の容疑は、TSIホールディングス(旧東京スタイル)株の相場操縦。村上氏自身が12月4日に自身のサイトでリリースを出し、「市場を裏切るような相場操縦をする意図も理由もなく、また市場を混乱させたようなこともない」と否定。その10日後の陳述書では、弘中氏が「問題の取引で利益を上げていない」と反論した。問題の取引は、14年6月27日と同7月16日のもの。売買記録(板合わせ)では、村上氏グループの「ハコ」企業、リビルドとレノで売りと買い両建ての取引を行った。 ………

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