「突っ込みどころが満載」と古巣のテレビ朝日記者からおちょくられる始末。さすがに首相もげんなり?
2016年4月号 BUSINESS
第3次安倍晋三政権の目玉人事として抜擢された丸川珠代環境相が立ち往生寸前である。軽率な失言に加え、肝心の環境政策でも、石炭火力発電所の新設計画を巡って経済産業省に押し切られて力不足をさらけ出した。今や環境省のお飾り人形状態に陥り、資質を問う野党などの攻撃が止まらない。「良くも悪くも正直者で素直。そそっかしい面も。納得してから一歩一歩前へ進む」――。環境相は丸川珠代オフィシャルサイトで自らの長所・短所をこのように紹介している。しかし、そそっかしさは自己分析以上で、一連の失言も正直者ゆえの素直な本音トークだったというにはお粗末すぎたようだ。東大卒の才媛でテレビ朝日アナウンサーとして活躍し、ニューヨークにも駐在した華麗な経歴が自慢だ。安倍首相が直々に口説き落として2007年の参院選東京都選挙区に立候補して初当選し、13年に再選。昨秋の内閣改造で初入閣 ………
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