2016年5月号 DEEP [ディープ・インサイド]
「民進党のジャンヌ・ダルク」こと山尾志桜里氏が政調会長に起用された。2期目の41歳。永田町では異例の大抜擢だ。山尾氏といえば、国会で「保育園落ちた日本死ね!」というブログ投稿を取り上げ、待機児童問題を追及して脚光を浴びた。民進党の岡田克也代表がその人気にすがった格好だ。ただ、その抜擢の裏で見え隠れするのは意外な人物だ。自民党で幹事長や副総裁を歴任した「ヤマタク」こと山崎拓氏だ。山崎氏は自民党のかつての重鎮である一方、民進党の岡田克也代表とは昵懇の仲。かつて自民党で政調会長や幹事長を務めていた時期に、それぞれの役職でカウンターパートだった岡田氏と、与野党の枠組みを超えた付き合いを続けてきた。その付き合いは山崎氏引退後も続き、旧民主党と旧維新の党が合流後の新党名を一般公募するに当たって「民進党」とともに示された「立憲民主党」という党名も、実は ………
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