「新聞離れ」は「ニュース離れ」にあらず。ソーシャル、キュレーションなど読む手段が多様化。
2016年11月号 LIFE
若年層の「新聞離れ.ニュース離れ」が指摘されてきたが、スマートフォンなどの普及により文字系のニュースに触れる機会が増え、若年層に「ニュース回帰」の兆候が出てきたことが、総務省.情報通信政策研究所がこのほど発表した「平成27年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」報告書で分かった。ソーシャルメディアやキュレーションサービスなどの浸透により、若年層が文字系のニュースを読む手段が多様化し、その利用が広まりつつある可能性が認められると報告書は指摘している。
同調査は、全国の13歳から69歳までの男女1500人を対象に、2015年11月に訪問留置方式で実施。情報通信政策研究所が東京大学大学院の橋元良明教授らとの共同研究の形で12年から毎年行っている。それによると、平日に「新聞」を読んでいると答えた人は全体の33.1%で、14年の前回調査に比べ1.2ポイント減。12 ………
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